自分もよく理解しているわけではないのですが
少し前に、この世界で大変有名な方のブログと
EAラボラトリーさんの掲示板で読んだ記事が
以前から疑問に思っていたことを氷解させてくれた点があり
(来週になる前に)自分の感じたことをまとめておきます。
■EAをレースのクルマに例えると、運用するEAを、レースに出走するクルマに例えてみます。
有名なレースに「インディ500」がありますが、これは左回りの
オーバル(楕円形)コースを延々と走り、最高速度を競うレースですが
専用のインディ・マシンは左右のタイヤの直径が違います。
簡単に言えば、左回りのコースを高速で走るためだけに特化しているわけです。別のレースでは、ドラッグレースのように短距離の直線をどちらが速いかだけ
純粋に競うものがあります。
この場合、加速力だけが必要で、コーナリング性能はほとんど必要ありません。
相場はレースの「コース種別」で
EAがそのレースに出走するクルマ、と考えて下さい。例えば、インディ・カーは左回りのオーバルコースが延々と続く限り
その性能を最高レベルまで発揮できますが、
仮に、走行しているコースが急に、左回りではなく右回りのコースに
なったり、はたまた直線だけのコースになったりすると、
恐らく途端に壁に激突して、大破してしまうはずです。別のパターンでは、直線だけを走るために作られたドラッグレース・カーでは
左右のカーブが続くWRCのようなコースは
、完走すること自体がほぼ不可能でしょう。なにがいいたいか、といえば、EA=クルマである場合
専用に作られた自分が一番得意なコースを走っている限りは
その性能が高いレベルで発揮されるが、一旦コースの種類が
切り替わったのに、そのまま同じクルマで走り続けていれば
大事故に合う、ということになるというわけです。
例えば、ユーロ・ブラスターのような一定条件でどんどん勝つEAも
相場の曲がり角(コースの種類が切り替わった)では
超大型のドローダウン(壁に激突)してしまうわけです。
■では、どうすることが良いのか??ここで、問題に対しては2つの道が用意されているようです。
1つ目の対策は、
○左回りの高速コース
○直線の短距離
○WRCのようなラリーコース
等、ことなる条件のコース全てで、最高の性能を発揮するのではなく
まずは大事故で大破することを避け、
どのコースでも何とか完走することを目指す。 という考え方。
この考え方を採用すると、結果どうなるかといえば
どんなコースでも、遅い(成績が大したことがない)
亀のようなクルマが出来上がる、ことになります。どのようなコースでも、なんとか完走できるということは
ウラを返せば、どのコースも全部苦手だということになるからです。(つまり、得意なコースがひとつもない)
実は、ライトセイバーやアソーカEAは、このような考え方で
組み立てているEAなので、結果として
どの状況下でも、極めて遅いのろのろクルマということになります。
実際、他の優秀なEAに比較して、極めてトレード数が少なく
そのため資金効率が悪い、ということになってしまっているわけです。
自分のEAのレベルが低い、といつも書いているのは、このノロマな亀である
ことを自分なりに理解してのことです。
■では、他の対策はあるのか?実は、以前少し書いた、前に大変お世話になった仙人のような
EA使いの方が「
今の状況下で勝てるEAであればそれで良い」と
いうことを言っていたのですが、当時は意味がよくわかりませんでした。
なぜなら、相場が切り替わったら、とたんに負けてしまうEAを
あえてどう使いこなすのか?ということが疑問だったからです。
しかし、レジーム・スイッチ論(ミニレジーム?)は、
亀のようにノロマなクルマを否定しており、
より高速で効率よく資金を増加させるシステムトレードとするために
コースの種類を判別して、そのコースで最高の性能を発揮するEAのみを走らせるというまったく別の方向性(解決策)を発見している人たちのやっていることです。
これであれば、インディ500にカローラで出走する、などという馬鹿げたことを
行わずに済み、オーバルコースで時速300キロを越えるスピードを出せる(高い資金効率)
ことになる、というわけです。
コースが切り替わり、左回りのオーバルから直線になったときには
ドラックレーサーが登場し、WRCのラリーコースになったときは
4WDのオフロード高速マシンで走ればよい、ということです。
レジームを判定して、それに適するマシンだけを走るように運用する。
これはある意味で、システムトレードの効率を根本から違うレベルに
引き上げることになります。
この理論をきちんと理解して使いこなしている方が
いらっしゃるのは凄いことですが、
理屈は理解できても、自分にはどうそのレジームを判定するのか
まったく見えていません(笑)
その意味で、この先は深すぎて理解できないか
少なくとも今から試行錯誤すると、長い時間がかかりすぎると
判断しています。
自分の頭で理解できるのは、このくらいではないかと。
この理論を考えると、前者の志向に近い形であるライトセイバーと
アソーカEAが、どうしてこれほどトレードしないのかもご理解頂ける
のではないかと思います。
ある意味で、EAのカローラ、という風に考えてもいいのかもしれません。
ただ、このEAの場合、特定の相場ではガンガン走る300キロカーの活躍を
長い時間指をくわえてみているだけ、という我慢が延々と続く、ということになります。ドラックレースに、カローラで参戦すれば、どういうことになるか
わかりますよね?
順位(資金効率)は間違いなく最下位ですよ。カローラが作れることは、あらゆる意味で出発点ではありますが
到達点ではまったくない、ということですね。小難しい話のように思いますが
今の自分には全然見えない高いレベルの世界が、ずっと先にあるのでしょう。
これで、あと2ヶ月はトレード結果だけを記事にするルールを発動します。
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- 2010/05/29(土) 20:10:10|
- 優秀な人達から学ぶ
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